サファイア

孤独のススメのサファイアのレビュー・感想・評価

孤独のススメ(2013年製作の映画)
3.3
TSUTAYAで評価が高かったので、DVDで鑑賞。

妻に先立たれ、一人で静かに規則正しく暮らすフレッド。
ある日、言葉も話せない不思議な男テオがやってきて、何故かフレットが面倒を見て家に居着いてしまう。
テオの世話をしながら一緒に生活していくうちに友情が芽生え、生活に張りが出て来て、ずっと一緒に暮らそうとするのだが、田舎に住む保守的な人達は二人を村から追い出そうとする。

物語は淡々と始まり、のんびりした話。
イメージは「おみおくりの作法」のジョンメイを思い出した。
しかし「孤独のススメ」の主人公フレッドには、家族がいた。
邦題は「孤独のススメ」だが内容は、孤独をススメる内容ではない。

村人から誤解されやすい行動が多く、観ていてドキドキしてしまう場面が多かった。

最初にテオを泊めた理由や、友人がテオに興味があったのが、ちょっとわかりづらかった。
最近は、観客に解釈を投げる作品が多いが、私はもっとわかりやすい作品の方が好きだ。

テオと一緒に暮らして家族のような愛情が芽生える中で、少しづつ息子のことにも寛容になっていったんだと思う。
ラストの歌が良い♪

物語の起伏が少ないし、好き嫌いが分かれる作品であると思うが
私は「おみおくりの作法」よりも、終わり方がハッピーエンドなので、こちらの方が好きだ。