このレビューはネタバレを含みます
レビューというより本当に私的な感想を書きます。
友人に誘われたため鑑賞。
正直にいうと、けっこう退屈だった。原作のナルトは長い間読んでいて、ヒナタとナルトのドラマに視点を当てたのはいいとは思うが、その展開がテンポが悪いためにあまり画面に引き込まれない。ヒナタはホントに良い子だし、今まで苦難の連続だったナルトがやっと自らの感情と向き合い、幸せをつかめていける、二人の話を楽しみたいのに楽しめていない自分がいるのは嫌だった。
一方で平行して進む敵とのバトルは‥‥というと何とも大味。緊張感と盛り上がりを感じられない展開が多かった。ラスボスも唐突な上に、あまり魅力が感じられなかった。
ただ話の展開としてサクラの関わりが凄く良かった。ヒナタの恋を励まし、ナルトが落ち込んでいるときは、ヒナタのナルトへの思いがいかに強いかを伝え支える。長年の友人であり理解者としてのサクラの良さが出ていたと思う。
NARUTO という作品は好きだから、マイナスな感想ばかりになってしまって自己嫌悪。
良いところを考えようと思う。まず映画の締めスタッフロールが流れている間の後ろの映像がとても良い！
イルカ先生と向かい合う場面など少し心にしみてくるものがあった。
またキャラクターのデザインもとても良い。ヒナタやサクラはもちろんのこと、いのも可愛かったなあ(笑)
てかいのさん何か雰囲気がエロいです！(笑)
男性陣もナルトの短髪私服姿は微妙ではあるが、忍装束だとけっこう格好いいし、サスケもこざっぱりした服装とあの両目がクール。
あと私の大好きなロック・リーの見せ場があったことがけっこう嬉しかった。
観賞後友人と晩御飯を食べながら、NARUTO について色々話したのはとても楽しい時間だった。
色々文句に近いようなレビュー部分が多く、自分で悲しくなる。実際冗長で退屈と感じた印象はかなり強いが、それでもナルトがヒナタの思いに気付き、向き合っていく話は好き。
これがナルトの物語のラストと思うと、この映画を嫌いにはなれない。
やはりあのエンディングがあるのだから、見て良かったかなと思う。
