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雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのrobのレビュー・感想・評価

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2018/09/17

「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」
このタイトルに惹かれて鑑賞。

今まで当たり前のように側にいた妻が亡くなるが、一滴の涙も出ず、自分は妻を愛していなかったと結論付ける主人公デイヴィス。そこから何かが少しずつ壊れていき、そして少しずつ再生へと向かうお話。

本当に辛くなった時、感情などでは到底表現できず、心が先に壊れてしまったりすることもあるのかなと…あまりに唐突過ぎて現実味もないかもしれない。
そういったデイヴィスの虚しさや葛藤が、表情や言動によく表れていたのでデイヴィスの奇行を見る度どこか辛くなった。

想像していた内容と全く違い、難解な印象を受けましたが、「あ、いいな」と漠然と思える作品でした。
ラストでやっと分かるタイトルの意味も秀逸。良し悪しは別として、こういう回収の仕方は洒落ていて好きです。
じんとくる。
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