みやすけ

ローズの秘密の頁(ページ)のみやすけのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

最後号泣してしまいました…

以下、長いあらすじと熱の入った感想です。ほぼネタバレします。

精神病院?の人達が別のところへ移動することになり、主人公の精神科医スティーブンはそこのある老女の再審査を教会から依頼されます。
この老女こそ映画の表紙にある美しい女性ローズなのですが。
そして彼女は自分の子を殺した…という事を聞かされます。

話は、老女(ローズ)が大事に持っている、自分の人生が書かれたという聖書(聖書に絵や文字を書き日記にしていた)を読み、そして彼女の人生を紐解いていくという内容です。

ローズの過去は、戦争で、都会から生まれ育った村へ疎開?したところから語られていきます。
村の中には変な男が多く、美しいローズにみんなメロメロになっていきます…
特に一番やばいのが神父です。

神父という立場故にローズにアプローチ出来ない(男女の関係になれない)彼は、一目惚れしたローズをストーカーしたり他の男性といい感じになるローズに嫉妬したりともうめっちゃくちゃにわかりやすく気持ち悪く執着します。

そして男を惑わすとして何故かローズが悪者となり村の外れの小屋に隔離されてしまいます…

そんな村にも、気さくでカッコいい男性がいました。後に旦那になるマイケルです。
マイケルは村に来たローズと度々会っており、なんとなーくいい感じになっていたけど、戦争によって飛行隊へ入隊して離れ離れになっていたのでした…

そんなある日、マイケルの乗った飛行機が小屋の近くに墜落して…
彼を助けたローズは、彼に惹かれ、そして彼ももちろんローズが好きなので2人はめでたく結婚することになります。
もう、ここのシーンが一番幸せで、楽しそうで、本当にマイケルを愛しているローズが愛おしくなりました…それまでほんとに可哀想だったので…

しかし、せっかく幸せになれる2人だったのにまたしても神父によって2人は引き裂かれてしまうのです…最悪です…本当に気持ち悪い………
権力を持った異常者ってほんっとに最低だなって思います。

男を惑わす女として神父によって精神病院に入れられてしまうローズ。
どうにかマイケルと再会して、幸せになってほしいと思いましたが、残酷なことに映画の冒頭のローズは40年もこの精神病院にいると言っているではありませんか。もう、最悪です。

そこからもさらに地獄のような日々が続きます。
マイケルの子を孕っている中、彼は死んだと言われ、精神病人扱い、しかもキモ神父には迫られる…(しかも人々には神父の子を孕ってると思われてる)
そんな生活に耐えきれずローズは飛び出しますが…神父が追ってきます。

神父から逃げるために海?を泳いで対岸に渡ろうとするローズは途中の小島まで来て出産し、そして気を失います。そこに執念深い神父withローズ捕まえにきた男2人が到着。神父は子どもをこっそり取り上げると養子に出してしまいます。ローズは子どもを殺してなんかいなかったのです…(へその緒を石で切った時の動作で誤解された)

そして現代に戻り、話を聞いたスティーブンは何故自分がローズの再審査医師に任命されたのか疑問を感じ…そして、ある真実に辿り着くのです。

もう、ローズが可哀想すぎてずっと幸せになってほしいとしか言えませんでした…
そしてこのラスト、もう、もう泣かずにはいられませんでした…本当に良かった……
でも、神父をはじめ最低な村の男たちへの怒りは消化されることはありません…
彼女の人生を返して〜!!;;

ローズが本当に美しくて、本当にこの人以外いない!っというくらいハマっていました。おばあちゃんローズもきれいなおばあちゃんで、本当にそのままおばあちゃんになった感じでした…!すごい!
そしてマイケル〜!!こんなにちょっとしか出てないのにかっこよくて…あのラブラブなシーンはもう一度見たくなるくらい幸せでした…

あと、映像もきれいで映画の完成度はとっても高かったです。

理不尽な事への怒りが強いですが、最後はハッピーエンドなのでまだ救われます…
でもしんどいシーンの方が割合多いので、そこ覚悟した上で見た方がいいかもです。
不幸が多い分、幸せなシーンがより濃厚によく感じられていい映画でしたけど、なかなか勧めづらい映画でした。
でも、最後は感動します!!このくらいの感想を書きたくなるくらい!!笑

スコアは胸糞なとこが多い分ちょっと下げました…笑
美しいローズを見るだけでも一見の価値ありです!!
みやすけ

みやすけ