このレビューはネタバレを含みます
エミリア・クラークが可愛すぎて辛い。
また男性・女性の想いかたの違いというものも大変興味深かった。
ざっくりとだけど両者の父は子供の気持ちを汲み取り、両者の母は子供を守ることを優先していた。
ルー・母たちにとっては愛する者が存在していることが重要であり、命が重要であり、男たちにとっては生きている意味、尊厳が重要であるのだと。
どちらが正しいというわけではなく、どちらもそれを基準に相手を想っていた。
ビーチでウィルが話していた死への懇願は悲痛であった。自分の人生のこと、愛するものの人生のことを考え、それが到底彼女に受け入れられないことであるとわかりながらも、わがままであるとわかりながらも、死を選びたい、そしてその最後に彼女に隣にいてほしいと伝える彼を誰が攻めることができるだろう。
安易に生き続ける結末を取らなかったことで、本作は人生・死について考えさせる良作となったと思う。