このレビューはネタバレを含みます
わコメディ恋愛映画かなと思っていたら全く違っていた。根底にあるテーマは安楽死・尊厳死。脊髄損傷による四肢麻痺なんて、五体満足で暮らすわたしには分からない世界。ウィルを自分に置き換えて想像することすらできない。ウィルはルーを愛し、共に生きるのではなく、ルーに幸せになってもらうことを選んだ。こればっかりは何の意見も述べられない。賛否両論あると思うけど、本当に難しい問題。
「赤いドレスの女の子とコンサートに行った男でいたい」というウィルが本音を言えたシーン、ものすごく良かった。
ルーが明るくて前向きで、ちょっと奇抜で面白くて、とても惹かれるキャラクターだった。蜜蜂のタイツで大はしゃぎするルーは本当にいい子でかわいい。
未公開シーンで、数独が分からないおじいちゃんに「このパズルのことまた話さなくちゃね」、っておじいちゃんの肩を抱くシーンがあり、普段のルーとおじいちゃんとの関わりが見えてすごい良かった。本編に入れてほしいくらい好き!