りのあ

ロスト・エモーションのりのあのレビュー・感想・評価

ロスト・エモーション(2015年製作の映画)
3.6
レンタル開始直後に見たのに、なぜかマークを忘れていた作品。

ニコラスホルト祭り、第何弾だっけか?

地上の99.6%が破壊された近未来。
遺伝子操作で感情の無い人間を作り出し、
共同生活をしていた。
そこでは愛情や欲望などの感情が生まれると「発症した」と言われ隔離され、安楽死させられるのだ。
中には発症を隠して無感情を装う人もいて、その人達は影でグループを作り
感情を出し合って慰めあっていた。
サイラス(ニコラスホルト)とニア(クリステンスチュワート)も発症していて、
お互い最初は隠していたが、
ある時に互いに感情があることがわかり、
一気に恋に落ちてしまう。
その気持ちを抑えることができなくなった2人は、施設を脱出することにしたが…


施設の建物や人物の服装、全体的にブルーな感じから、とても無機質で清潔で
無感情をとてもよく表している。
建物は日本の建築家、安藤忠雄さんが作った物を使用しているそうで、
日本でのロケが大半だったそうだ。

最初の方は、無感情の生活も中々いいじゃんと思ったりしたが、
やっぱり喜びや悲しみ、怒りの感情を出せないのは辛い事なんだなと実感してくる。
2人が隠れて手を繋いだりするシーンは、
中1くらいの恋愛かよ!と思うくらいだったし、
だんだんロミオとジュリエットみたいな展開になってきてハラハラしたりする。
さて2人は無事に施設から逃げ出すことができるのでしょうか?

100分という長くない尺なので、一気に集中して見られるところも良かったです。
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