にゃんこむ

おんなのこきらいのにゃんこむのレビュー・感想・評価

おんなのこきらい(2014年製作の映画)
3.2
キャッチーで可愛いふぇのたすの楽曲が作品と合っていていい感じ。

○自分が可愛いということを自覚しているOLのキリコ。女の子は可愛いだけで生きていける、可愛いだけで生きる価値がある、を信念に男に媚を売って生きる。完璧な”女の子”に見えるキリコだったが、可愛い物を食べては吐き出す過食症の癖があり……。

確かにキリコは可愛いかもしれないけれど、性格が最悪に悪いし仕事も……。
別に可愛いことは否定しない。可愛くないより可愛いほうが断然良いもの。けれど、可愛いだけじゃダメなんですよね物事は。
キリコははじめ、可愛ければ万事100点と極端な考え方に囚われていました。しかし、厳しい社会にもまれ、ボロボロになって可愛いだけが全てではないことを悟るストーリーは良いと思いました。

出てくる女性が、可愛いだけで頭が空っぽだったり、ビ○チだったり、ヒステリー女だったり、情緒不安定な人たちばかり……。
ラストはちょっとだけ救いようがある展開なのが幸いです。

デザイナーの高山がキリコを学生時代から知っており、キリコの本性も知っているので、ズバッと切り込んでくれるのかと思いきや、何だかんだほだされてるじゃん!!ちょろすぎ!!!
と思ったらラストで大型爆弾投下!ひどい男だ!
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