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コングレス未来学会議のCOKOのレビュー・感想・評価

コングレス未来学会議(2013年製作の映画)
3.8
今敏監督の「パプリカ」の絵柄を「ポパイ」にして、ハリウッド批判とドラッグをミックスし、平沢進をボブディランにしたようなSF作品。
映像の3分の1が実写で、あとは全てアニメ(ポスターと違ってアニメが多い)。

気持ち悪くて難解だが、不思議な癒しもあり、観た人の心に確実に何かを残す映画。
エンドタイトルを観ながら静かな悲しみと感動を同時に味わった。
映画を観ながらこんな気持ちを味わうのは初めて。

映画に関するジョークが多いので、映画好き向き。
心理学や精神世界に興味がある方もぜひ観てほしい。

YouTubeで町山智浩さんの解説をきき、反戦映画でもあるとおっしゃっていたので、レバノン侵攻や、イスラエルの戦争の歴史も知っているとより深みが出るのかもしれない。
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