つるみん

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイションのつるみんのレビュー・感想・評価

4.2
M:Iシリーズ第5弾。

本作品は〝仲間の絆〟と〝1人の女性を救った〟物語となっている。
ん?イーサン・ハントが何回も謎の女イルサに助けられたんじゃないの??と疑問を抱く人もいるだろう。確かに行動面からしたら圧倒的にイルサはハントを何度も救っている。しかし本作品はハントの過去の経験が謎の女イルサを救ったのだ。

というのも第1弾で仲間に裏切られたハントは傷を負い、第2弾、一匹狼として任務を遂行。第3弾では仲間と共に行動をしていたものの結局ハント自身が何とかなる話であった。ところが第4弾でハントは他のメンバーに頼らなければならない状況におかれる。(IMF活動禁止)その場にいる4人のみを信じ任務を遂行しなければならないのだ。見事、任務は成功し彼は仲間を受け入れられない闇から抜け出し成長したのである。そして第5弾、ハントは第4弾での仲間を信じ今回も任務を遂行するのである。

そうなんです。ハントは仲間の良さを知ったのです。この過去を謎の女イルサに合わせると非常にマッチする。仲間に裏切られ、一匹狼になるが、最後はハントに仲間の良さを教えられる。傷を負ったハントだからこそイルサの心を開く事ができたのである。つまりイルサがこの作品の行動面も心理面も軸となる重要なキャラクターであった。

そして何と言っても毎回毎回、我々のど肝を抜く大迫力のアクションは今回も健在。
まさかの冒頭シーンにシリーズの中で一番好きだ。特にハントが登場してくるシーンには思わずニヤリ。しっかり導火線のオープニング。ああ、大好きだ。

そしてサイモン・ペッグ演じるベンジー。第3弾からの登場だが今やシリーズに欠かせない存在。この人がいるおかげで雰囲気が和みトムクル版スパイ大作戦の象徴だ。ハントが死にかけた時に戻ってくるベンジー。第4弾でもありましたよね?(ブルジュハリファの外から無事帰還)あそこ好きなんです!!!

そしてM:Iシリーズ無欠席のルーサー(ヴィング・レイムス)。もっと活躍しても良かったです!なんせ凄腕ハッカーなんですか。それと同時にブラント(ジェレミー・レナー)のアクションも見たかったですね。

そして僕の大好きなアレック・ボールドウィン。彼の喋り方といい顔といい髪型といい、なんか好きなんですよね。いい役所でした!Welcome!

という事で十分に楽しめた作品でした。トムも53歳。どこまでやれるかは本人次第だが、おそらく次が最後になるであろう。

最後は凄いの期待してまっせ!
つるみん

つるみん