ランボーでありたい

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイションのランボーでありたいのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人気スパイシリーズの5作目。監督は「アウトロー」でトム・クルーズと組んだクリストファー・マッカリー

このシリーズでは毎度毎度、断崖クライムやブルジュ・ハリファで宙吊りなどアホかというレベルのびっくり人間ぶりを披露してくれるトム。
今回も宣伝で”飛んでる飛行機の外で宙吊りのトムですよぉ~!!”って言うのばっかりだがこの映画見せ場はそれだけじゃあ全くなかった。
もちろん宣伝通り彼自らが体を張って挑んだアクションもすごいが、それ以外の場面も信じられないくらいすばらしかった。
特に気に入ったのはオペラ会場舞台裏で巻き起こる一連のシークエンスだ。
シークエンス単位で言えば個人的にシリーズベスト1かもしれない。複数ヵ所で起こるアクションをまったく混乱させることなく的確に、かつ美しく見せてくれる。芸術的といってしまっていいくらいで、もうこれを見せてもらっただけで大満足。(デパルマっぽいから好きなのかも)
バイクチェイスもスピード感・迫力たっぷりで2作目のチェイスよりかなりパワーアップしている。

前作以上にコメディシーンにも力を入れていてぽろっと面白いセリフを言ったりサイモン・ペッグを筆頭に笑えるシーンがたくさん。
序盤中盤にドドドっと見せ場があって途中説明的であったり中だるみする箇所もあるのがいただけないがそれを差し引いても十分に楽しい作品。主要登場人物は前作から引継ぎなので最低でもゴーストプロトコルは見ておかないと入り込めないかも・・・。