猫田

さよなら、人類の猫田のレビュー・感想・評価

さよなら、人類(2014年製作の映画)
3.8
やっと三部作コンプリート。長かった。緻密に作り込まれた構図は、相変わらずデザイン画や絵画を観てるよう。切なくて可笑しくて少し毒のある様々なシチュエーションの人間たちの姿や、漂う厭世感みたいなもんも病みつきになる。今回は笑うところじゃない場面で、笑いが込み上げて仕方ないってのがすごくよく分かるシチュエーションだらけ。こういうのに弱いんで、笑いが込み上げて仕方なかった。なかでも、フラメンコダンサーと国王に爆笑。製作期間も劇中を流れる時間も限りなくスローで、現実と非現実の中間をいくような独特な世界観も魅力。板尾さんが動く美術館って言ってたけど、ほんとその通りだと思う
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