ダオ

ドリーム ホーム 99%を操る男たちのダオのレビュー・感想・評価

3.8
2014年にアメリカでつくられたラミン・バーラニ監督・脚本・製作作品。住宅ローンが返済できず自宅からの強制退去を余儀なくされたシングル・ファーザーの青年が行き着くのは……。

アメリカの見せかけの繁栄を描いた問題作よねぇ。最初っから「こうなる」ことがわかっていて設計された返済システムなんでしょう。その罠にハマったが最後、夢のマイホームはあっという間に持っていかれる、と。逆の立場になって小金を稼いでも「ああなる」んだしねぇ。そして例の1%の側にいる奴だけが潤う、と。

要はローンなんか組まずに暮らせばいいんだろうけれど、そういうわけにいかないんでしょう? もう良い人は暮らせない世界ね。

1点だけ。リアルを追求したお話っぽいけれど、クソまみれの家を掃除してきてそのままベッドに寝転ぶなんてことは絶対に出来まい。
ダオ

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