【画面越し、音声一つで人の生死を左右できるとしたら】
画面越しの一方的な戦争。
ボタン1つで人の生死を決められる。
そこでは、生身の戦場のリアルなフィードバックが失われている。
さらに、上層部からは、音声で指令一つが下される。
2重に隔離され、独善的な判断がまかり通ってしまう。コワいですね~
独断で助けようとする主人公。
それもまた、一歩間違えば事故につながってしまう。
この独断は許されるのか。
これもまた、もう一つの独善か。
あるいは将来への期待か。
「トゥルーマン・ショー」、「GATTACA」のアンドリュー・ニコル監督。
画面越しの戦争という、盛り上がりにくい設定の中で、よく描いている。