このレビューはネタバレを含みます
そもそもはリーズが好きだから観たけれど、ところどころ内容には不快感もあって、思わずみたくなくなるようなシーンや、最初から最後までFワード連発(苦笑
当たり前なのだが、彼女らしさや彼女が普段当たり役だと思われるキャラクターのかわいらしさや、笑える部分がでていなくて、それがよりリアルでよかった。
性根が腐ってるひどい人間もいるし、見た目の印象に反して心の優しい人もいる。よい人、と言われる人間もずっとずっと強く優しくいられるわけじゃない。
けれど1600kmの中の一歩でも、自分から前に歩き出したら、何か救いはあるし、どこかに続く道になるんだと思った。
自分の母親も高齢になって、最近は親の死ということを考える。
この主人公の母親のように、若くして病気でなくなるわけではないけれど、私の母親が亡くなったら、どうやって受け止めることができるだろうかと、そういうことも考えさせられる。