Mami

わたしに会うまでの1600キロのMamiのレビュー・感想・評価

3.3
自然がめっちゃきれい。
主人公が歩いた"PCT"というものを軽く予習しておくといいかも。州をまたぐ何千キロものハイキングトラックが国によって指定されていて、途中に補給所まであるなんて、すごいシステム。スケール大きい!

ストーリーはいろいろあってズタボロになった女性が「美しいものに身を置く」ためにトレイルに出たお話。
トレイル中にこんなハプニングがあって、それをどう回避して…という話ではなく、ひたすら回想と自省を繰り返して身も心も洗われていくというお話。

回想の中とはいえローラ・ダーンがリース・ウィザースプーンの母親役って無理があるのでは?と思ったけど、意外にしっくり。ビッグ・リトル・ライズでは同じ子持ちのママ友だったのに。

旅の中で出会う男性に対する反応がそれぞれ全く違うのは、彼女がこれまでの人生で出会った男性と重ねたからなのか、旅の過程での心境の変化なのか。意味ありげに描かれていたけれどイマイチ理解できなかった。

父親を亡くしてから一番寂しくて会いたいと実感したのは2年ほど経ってから。それまでは後悔とか腹立たしさとかの感情で。主人公が最後に叫ぶシーンは思わず涙してまった。
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