かささた

キャロルのかささたのレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
3.7
良かった。他の性差別の映画に比べて社会の軋轢のようなものを強くは感じなかったけれど、そこが良かった。最初から最後まで普通のラブストーリーにしか思えなかったが、そこが良かった。
はじめはケイト・ブランシェットの存在感、演技力、表情に圧倒されて 、まさにケイトで無ければ出来ない役だ、と思い、一方でルーニーマーラの役は別に彼女じゃなくても出来るのじゃないか(例えばナタリーポートマンやキーラナイトレイ)と思っていたが、物語が進むにつれて二人の関係も変化して、ルーニーマーラの演技力にも引き寄せられてきた。
単純なラブストーリーだけど、どきどきした。そこが良かった。
かささた

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