経験を重ね妖艶なキャロルと発展途上で無垢なテレーズ。美しくて気高い2人。
行動力もあり、ハッキリとした自己主張や立ち回りでキャロルの方が強そうに見えるが、実は脆く危うい。
若さゆえもあるが、自分の気持ちに向き合い行動し、腹を括って真っすぐに突き進もうとするテレーズの方が、芯が強いように感じた。
そんな2人がお互いに強く惹かれあっていく。自分の嫌いなところさえも、相手の言葉や体で愛おしいと伝えてくれる。
恋なのか愛なのか友情なのか。
もうそんなものはな何だっていいと思う。
大切な人だということだけで形はどんどん変わっていってもいいんだと思う。
そんな風に思わせてくれた作品でした。
くぐもった映像もとても美しいです。