ファッショナブルなスパイガジェット、軽快なカメラワーク、有象無象の派手なアクションシーン、笑えるグロ。どれを取っても一級品で、評価が高いのも頷ける。
ハラハラさせる展開の中にも、「受け継がれる師弟愛」という軸がしっかり立っていて、人間ドラマとしても楽しめる。
『ロック、ストック〜』にはまって以来、ガイ・リッチー作品を追ってきたけど、本作を観てマシュー・ボーンの撮り方に惚れてしまった。音楽のセンスはガイ・リッチーには遠く及ばないが、だからこそ二人のタッグによる新作を今一度観てみたい。
英国紳士を演じさせたらコリン・ファースの右に出る者はいないな。スーツが似合いすぎる。セクシーすぎる。抜群の存在感ではまり役だった。
