他の映画で看護師が「生まれた子はシャム双生児で」という話をしていて、何のことか調べてみたら、くっついて生まれる双子のことか、と知った。スクロールすると、医師でSSのヨーゼフ・メンゲレという人物は〜という説明があり、ぞっとしてすぐ閉じた。
次にたまたま観た映画がこれ。さっき閉じたものを読み直した。普通思いつかないような、あらゆる実験を行なったらしい。
冒頭から不気味な語りがあり、正体は観客にオープンにしてストーリーが進む。
お父さんだけは勘が良い。兄も一目で怪しんでいた。大好きな人形を事業にできるというおいしい話にも手放しで喜ばず、微妙な気分で状況を訝しんでいる。
母や娘の事情も理解できる。毎日虐められたら、もう何でもいいからすがりたくなるのだろう。校長が気付いてくれたのは良かった。
ノラの結末は残念だった。ぜひギリギリで捕まえて欲しかったが、相手も狡猾だった。あそこで捉えていたら、その後逃げおおせることもなかったと思うと悔しい。
彼をテーマにした映画はいくつかあるようだ。
