タランティーノ節の密室サスペンス。ワンシチュエーションがまるで舞台での演劇・演出を観ているような感覚。それなのに超絶パワフルなエンターテインメントに昇華してる。会話や演技と魅せるものばかりで終始テンポよく、それでいて一つ一つの事柄が丁寧に描かれているので濃厚さ抜群。各キャラクターも曲者揃いで面白い。役者が揃った瞬間の、「さぁ始まりだっ！」的なスイッチが入った感は秀逸。音楽も雰囲気を煽る曲調ばかりで飽きさせない。クライマックスの怒涛の展開も素敵。サスペンスだが、内容自体はシンプルなので難しくはなく、物語に没頭できる
