タランティーノは愛されている監督だなあと思う。突然の監督ナレーションに誰も変だと言わないし、ちょっとした不備とかやりすぎ感も、叩くどころか面白がるコアなファンばかり。
映画評を読んでいたら“タランティーノやりたい放題の『ヘイトフル・エイト』”の一文があって、大きく頷いてしまった。
舞台劇風の映画は苦手。でもクセモノ揃いの役者達がこんだけの演技を見せてくれたら、面白いに決まってる。中でも紅一点のジェニファー・ジェイソン・リー。『黙秘』でも強く印象に残ったけれど、ドメルグ役は傑出。
リンカーンの手紙は個人的に好きなエピ。差別批判や希望が込められ、不覚にもクズ野郎マーキスに感情移入してしまう。一番ツボったのが店の名前。“ミニーの紳士服飾店”どこがやねんっ笑
