ぶちょおファンク

ゴジラ キング・オブ・モンスターズのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★2 終盤★2

良い点
◯怪獣らを“神獣”と定義し、彼らが存在し、そして現れる理由等に納得のいくものでした。
◯ゴジラをそんなに知らない自分でも名前を知ってる有名どころの怪獣が多く登場し、音楽もゴジラのやモスラのをサンプリングしてて
オリジナル・ゴジラへのリスペクト満載だった。
◯ゴジラとモスラの愛。(笑

残念な点
●序盤はなかなか怪獣らをハッキリと映さないのはチラリズムで有りなんですが、その代わり終盤の見せ場である大決戦時はもっと明るい映像(序盤よりは明るいけど…)で戦って欲しかった!
暗い画面で誤魔化す時代ではもうないでしょ?(TVの明るさ設定を上げても暗い…)
●シリアスなフリをしてバカ映画なのにバカになりきれず中途半端。
●最大のマイナス点は…
弱ったゴジラを“核兵器(核弾頭)”を使い復活させるのには首を捻った!
確かゴジラは核兵器(実験)が原因で変異した生物のはずですが、
それは“核兵器”への警鐘の意味が濃く、
今作のような使い方では
核兵器の肯定、正当化することにならないだろうか???(2014年版『GODZILLA』でも核兵器の正当化をしている)
物は使いようで人の役にも立つし人を殺す道具にもなるのは分かるが、
どうにも自分の倫理観や価値観ではこの選択肢(脚本)には疑問が残り、
トータルスコアを1ランク下げる大きな要因となった。
しかも芹沢博士が“カミカゼ特攻”のように自分の命を投げ出し核弾頭をゴジラの近くにセットするシーンは胸熱の感動どころか興醒めでした。。。

あと自分なら最後にモスラはギングギドラに単独で向かって行き焼き殺されその遺灰(鱗粉も混じってる?)が倒れているゴジラに降りかかりゴジラは覚醒するけど、
あそこはエヴァのヤシマ作戦のようにモスラが盾となり
「ゴジラは死なないわ。あたしが守るもの…!」
みたいな感じにして、
それでもモスラは焼き殺され
その背後にいて少しずつギングギドラに近づくゴジラが遺灰を浴び愛のチカラと怒りで覚醒…!!!!!
にするだろう。(笑

2020年251本目