クライム・ヒートのはたのレビュー・感想・評価

マフィアの日常への溶け込み具合がおぞましい一作。「シャッターアイランド」や「ミスティックリバー」のデニスルヘインが原作らしく、裏切りやたくらみ、不条理の連続で気が滅入らずにはいられない。そんな状況に相対するトム・ハーディの受けの演技が、アクセントになっていて後々重い衝撃とともにそれが帰ってくる。