このレビューはネタバレを含みます
今作を観るならネタバレ厳禁🚫ですよ!
真相に全く気づいていなくて、終盤のお墓のシーンでやっと気づいた。
息子がそっち側だったのか。
その事件について多くは語られない。
両親だって加害者家族だけど、ある意味被害者でもある。
クエンティンの態度も至極当然に思う。
ジョシュがあんなことをせずに自分の音楽を発表する機会を持てたら良かったのに。
どうにか回避させてあげたかった。
と思わずにいられない。
アメリカで何年かに一度は同様な事件のニュースを耳にする。
それぞれにたくさんの悲しい思いをする人たちがいて、やり場のない気持ちを抱えて生きているのかな。
と、見ず知らずの大勢の遺族や友人、関わったひとたちの気持ちに思いを馳せたくなる作品でした。
観終えて、救われるわけではないけれど、サムの歌で少しだけ心の重さがましになったかな。
観て良かったです。
主役であり、ジョシュの父親サム役の人。
おぉーっ、M:I3のマスグレイブくんじゃないですか!
こっちのほうが断然かっこいい〜♡
カチッと決めたスーツ姿より、無精髭のTシャツにデニムのほうが好きです。
邦題…
悪いとまでは言わないけれど、原題が良すぎる。
“rudderless”舵のない(船)
作中にも登場した、クエンティンが付けたバンド名。
バンド名にもぴったりだし、それぞれの登場人物たちのことも表しているし、もちろんジョシュのこともだし、このままカタカナで「ラダーレス」で良かったのにな。