次回作も観るかといわれればまあ観るけど途中から話がどうでもよくなるというか、あまりのなんでもあり感に自分がストーリーに対して不感症になっていくのがわかった。物語が破綻してもその場その場の映像や音楽による快楽に溺れさせればいいじゃん、という映画を良しとするか？と言われればこういう作品が増えては困るので2.5点。
あの親子以外、組織の部下もFBIも観客も全員グルじゃないと最後のトリック成立しないよね。
あらためて1を見返したらほんとその辺のバランスが素晴らしくて良い映画だったので監督変わるとこうなっちゃうかーと残念な気持ちになった。おそらく3を作るとしたら「実は昔のマジックの事故で死んだ父親も生きていた」とか平気でやりそう。カーテンの向こうから出てきそう。
あとロンドンが0時を迎えた瞬間世界同時中継で渋谷の街頭ビジョンに人が集まってる夜景みたいなの挟まったけど同時中継なら東京は元旦の朝9時だから。詰めが甘すぎるよ！ある程度のストーリーの雑さは作品のダイナミズムに繋がるけど、こういうミスは「まじめに作ってないんだな」って感想に繋がると思います。
