ミヤサン

奇跡の2000マイルのミヤサンのレビュー・感想・評価

奇跡の2000マイル(2013年製作の映画)
4.0
ラクダと犬をつれて、一人砂漠を横断するロードムービー。
実話が元になっているそう。

どこにいても居場所がない、今いる場所で行き詰まっている。そう感じたときに、どんなことでも行動を起こせることに憧れる。
知らない場所で一人、自分の力でやってみる…っていうのがすごく理想なんだけど、いろんな言い訳をつけてやらないんだよな自分…。

資金調達のためときどき合流するカメラマンのリック。考え方も旅への思いもまったく違うので、初めはロビン同様「良い人だけど邪魔」だなあと思ってたけど、最終的には彼がいてくれてよかった。
人を傷付けるのも人だけど、同じ人だからこと助けになるとき・いてくれるだけで嬉しいときがある。

ミアワシコウスカ、顔も体も真っ黒で砂だらけになっていて臨場感があった。
アダムドライバーは「良い人だけど…」感がめちゃめちゃあって良かったです。
あとこれだけ動物が出てくると全員無事ではいられないんだろうなと思ってたら案の定……つらかった。

邦題、「奇跡」がついてるけど、この旅は奇跡とかじゃなく、彼女が始めて終わらせたものなんだと思う…うまく説明できないけど。
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