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奇跡の2000マイルのfilmaholicのネタバレレビュー・内容・結末

奇跡の2000マイル(2013年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ミアはオーストラリア人だったのか、アリスの印象だったけどガラリと変わってそして大人になっている。アダムのちょっといもな感じも良かったけど..何となーく序盤からモヤモヤっとしたまま。笑
理由を聞いたとしてもやっぱり旅をしてる理由が不明瞭で「居場所」がテーマなのはわかるけど女性が1人でラクダそんなに携えて...とか。
リアルを考えてしまった。
トイレ、お風呂、水や食料不足、熱帯に自分が我慢できても動物はどうなのか、犬にこんなホームレス生活は大丈夫か、あと女性ならではの生理、ここいっつも旅ものでひっかかる笑
お風呂っていう概念もあまりないしシャワーもなく、水浴び...
エアーズロック行った時に泊まった宿のシャワーが公衆トイレみたいでかなりきつかったの思い出した。でも本当に土は赤く、ラクダもいた、広大な砂漠で。懐かしかった。
旅までの8カ月タダ働きさせられたりラクダGETして旅する前の友人が来たり家族が来たりのくだりも見ていて、あぁ彼女は「人」がしんどいんだなとわかったけどでも一生そんな人いないし。
動物とはいられるのって相手は同じ言語を話さないから静かだし手なずけて自分が上に立てるからなのではとか冷めたこと思っちゃう。自分も「人」でめんどくさい存在って自覚あるのかな。

微妙やなぁと見進めていたけど、Wikiで、もともと1993年にジュリアロバーツが映画化に名乗りを上げたのに頓挫してそれから19年も経った2012年にミアとアダムで映画化って知ってちょっと微妙な感情になった。
ジュリアロバーツで観たかったし(たとえ製作だけで主役はしないとしても)、こんなにも時間が経ってしまったら成立しない年齢だし93年にはいなかった役者もどんどんでてきてるわけで...
うーん、いいんだけど。っていうモヤモヤが消えない状態が続いて。
アダムと寝るタイミングも望んだものじゃないし(私がw)、写真撮りまくられるの確かにうざいけどそれを条件に助成金出してもらってしかも1か月に1回ペースやから全然うっとうしくないし。後々最後まで見ると記録してもらったことに感謝しちゃう。写真は心に刺さる。
実話でもオリジナルでも脚色した半分実話でも、だから何?と思ってしまったら、観た意味がなくなってしまうなと改めて。
誰かのレビューで「この主人公は甘い」って書いてるの見て少し腑に落ちた。確かに贅沢だな...そしてなぜラクダにそこまでこだわるしかも何頭も...かたくなに一人で行こうとしたりわりと人といたり。1人で行って死んだりでもしたら関わった人に迷惑なのとかも考え無しなんだろうな..
成功したからベストセラーになる本も書けたし。死んでたらと思うと...でもそれだけすごいことをしたってことなんだなーと海が見えた時にうるっときた涙

ミアの肌の感じ、あと全裸で泳いでる時に見事にパンツの箇所以外日焼けしてるのと
アダムのショーパン姿、1回寝たら好きになってるっぽい雰囲気、よかった!

ラクダや犬のディギティはCGなしの本物だけかな...
自分では絶対なしえないので、こういう映画って結局は見てしまうんだけど!それでこそ映画!!
だからエンドロール前に本人やほんとの写真がたくさん出てきて、あの綺麗な海からのこれはずるいと少し泣きながらじっくり見入って、3.3から3.6にあげます笑
リック?カメラマン、ほんとにめちゃくちゃ短いショーパンであのメガネでアダムドライバーよくよく見たら似てるし、ミアも雰囲気同じ!!何歳の時のお芝居かなぁ?ご本人は24歳でこの旅をしたとのことてそれもまた鳥肌。若くないとね。
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