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奇跡の2000マイルのmz5150のレビュー・感想・評価

奇跡の2000マイル(2013年製作の映画)
3.2
アマプラ、結構いやな女なロビンは独りを好む。集団でいると疎外感を持ってしまうその場のノリについて行けず強がりともとれるセリフも多々見受けられる。そんな彼女は乾いた大地のオーストラリア縦断を目指す。ラクダと犬をお供に海を目指して命懸けの大冒険をセンシティブな室内楽と見てる分には美しい自然が映し出される。時折彼女と印象的な風景なども挟み非常に詩的で私的な印象を受けた。

自分探しの旅がパーソナルになるのは当然のことだが、彼女は結局自分の性格を認め受け入れざる得ないのだ。人は簡単には変わらない。ラスト前のアダムドライバーに告白した「寂しい」が彼女がこの旅で見つけた価値のあるモノであろう。
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