ビフタネン

ある神父の希望と絶望の7日間のビフタネンのレビュー・感想・評価

3.5
『俺が精液の味を知ったのは7歳の
時だった』

強烈なセリフで始まる本作。

子供の頃に神父にレイプされた男
がブレンダングリーソン演じる
敬虔な別の神父に殺害予告。

レイプした神父は既に死んでいるらしい。
良い神父を殺すことに意味があるらしい。
一週間後海岸に来い!

とのことです。

いい迷惑である。
そんな神父さんの過ごす一週間が描かれる。

プロットだけ一聴すると
面白い事起きそうなんだけど
とても真面目なドラマでした。

死刑宣告を受けた神父さんは
ド田舎村に住む
不倫が文化で性に奔放な
能天気な住民達や同性愛者、
疎遠だった娘と触れ合う事で
宗教観と改めて向き合う。

そして導き出される答えは
希望?絶望?
グリーソンさんの味のある
表情も相まって切ない/ _ ;

神様や宗教や信仰って
なんだろう?
そもそも罪を告白すれば
赦される教会システムってなんだろう?
宗教観が無い僕はそんな事を思うのでした。

気持ちいいが好きな
僕をお赦しください(´・_・`)

おしまい。
ビフタネン

ビフタネン