ゆーきゃん

ドクター・ストレンジのゆーきゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

『インセプション』と較べると、全体的に負けてるなあ……という感じ。
IMAX3Dで観たので、本気で気分が悪くなる寸前という感じでした。


根底がしっかりしていないというか、リアリティに欠ける。なぜ彼らは魔術を使えるようになったのか? なぜカンバーバッチは中盤以降普通にミラー次元とか使えてるのか? 本を読んで気合いを入れればできちゃう感じ……?

マッツのカエシリウスと、ティルダ・スウィントンのエンシェント・ワンの戦いは確かに格好良かった。けどなんかちょっと全体的に中二病すぎるし設定が雑すぎない? カタカナ用語使えば納得するとでも…?

チベットとかネパールとかあの辺で修行したり、敵が永遠の命を欲していたり、ラスボスがなんかでっかくて声がゴウゴウいう感じだったり。今までにも何回か見たな~、というようなシーンが多く。

良かったのは序盤のカンバーバッチ。高慢からの絶望、「頼む、もうこれしか無いんだ」といって腕時計のために傷む拳を振るう姿。かな。

エンシェント・ワンはどうして急に、反逆した弟子の後始末もせぬまま、死んじゃったの? もうちょっとがんばれたよね? 引きこもっちゃったルーク・スカイウォーカーさんを彷彿とさせるけど、あの人たちそんなに頼りなくていいの?……

とにかく、カンバーバッチは涙を拭ってくれた気まぐれコートちゃんにもっと感謝すべきだと思いました。