RYUYA

名もなき塀の中の王のRYUYAのレビュー・感想・評価

名もなき塀の中の王(2013年製作の映画)
3.5
冒頭、おとなしく房に入れられてからすーぐ小道具作りを始めるオコンネルを見て「えっもう脱獄すんの⁈」と心配してたらミスリード喰らった。武器だった。
監督の「刑務所=プリズンブレイクとかバカじゃね?」という意思表示でした。

その後、デブのニガちゃんにガン飛ばすオコンネル見て「あっ、これ俺が好きなのし上がる系のやつだわ」と興奮してたらまたミスリード。まさかの刑務所内に親父いた。こりゃやられた。
監督の「これは刑務所内でのホームドラマだかんね?ファザコン&親バカ映画だかんね?」という意思表示かな?

その後も、
親父が想像を遥かに超えた親バカっぷりを見せる展開、オコンネルの治療すんなり行き過ぎる展開など、ミスリードの連続でした。

オトしどころはもうちょい暗くしても良かったと思うけど、ラストカットは素晴らしかったからグー。

ちなみに親父役は、ベン・メンデルソーン。『プレイス・ビヨンド・パインズ』のゴズの親友役で、デハーンにグラサン渡すシーンで泣かされたあいつ。
また、泣かされた。
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