ザ・ゲストのmegurosのネタバレレビュー・内容・結末

アフガニスタンで戦死した長男の友人と名乗る男の登場によって、ある核家族が崩壊していく様を描く。「ハロウィン」と「ターミネーター」の合体が初期の発想とのことだが、病院を抜け出した殺人マシン(しかし、その殺人マシンはダン・スティーブンス演じる細マッチョなイケメンで、家族がどんどんメロメロに)が身の回りの嫌なヤツを処分してくれる。

ハロウィンの迷宮や燃えよドラゴンの鏡の部屋等、1970年代末〜80年代な雰囲気も横溢。ラストはキャリーを思い出したし、音楽もナイトライダーな感じで、あれ？と思って調べたら監督のアダム・ウィンガードとは同年代だった。

ダン・スティーブンスは「レギオン」でも精神病院に入れられたデイビッド(内なる伝説のミュータントの目覚めによって殺人マシンに)を演じていたし「美女と野獣」の野獣も含めて、紳士と獣が薄氷に表裏一体となって本人さえも制御できない...という役柄が多い気がする。