ジェームズ・ガン監督による「家族」の再定義
一作目に続いて二作目。2じゃなくてRemixってところがいいですよね。
今回のテーマは『家族』。前作がアウトローたちの寄せ集めがチームになり、ヒーローへと成長する物語だったのに対し、本作は彼らが家族としての関係を築いていく物語でした。
アクションもスケールアップし、ユーモアも健在ながら、よりエモーショナルな側面が強調されていたのが印象的でしたね。
◇
本作では、ピーター・クイル(クリス・プラット)が自身の父親であるエゴ(カート・ラッセル)と出会い、自身のルーツに迫る展開。しかし、エゴという存在は単なる「父親」ではなく、「血の繋がりだけでは家族にはなれない」というテーマの象徴となっていました。
ピーターにとって本当の家族は、血のつながりだけのエゴではなく、ロケットやガモーラ、ドラックス、そしてグルートたち。
彼らとの関係の中で、本当に大切なものを見つけていく流れは感動的でした。
特に、前作では敵だったヨンドゥ(マイケル・ルーカー)のキャラクターが大きく掘り下げられたのが良かったです。彼の「俺はお前の父親じゃないが、お前の親父だった」とピーターに語りかけるシーンは、間違いなく本作のハイライトでした。
◇
もちろん、本作の持ち味であるユーモアも健在。とくに、ロケットとベビー・グルートのコンビは最高でした!
ロケットの皮肉っぽい性格と、可愛すぎるベビー・グルートの無邪気さの対比が絶妙。特に「ボタンを押すな!」のやりとりは、何度見ても笑えます😂
また、サウンドトラックも引き続き素晴らしかったです。『Awesome Mix Vol. 2』では、ELOの「Mr. Blue Sky」やFleetwood Macの「The Chain」などが登場し、それぞれのシーンに完璧にマッチ。特に「The Chain」が流れるタイミングは鳥肌モノでしたね。
あと、個人的に「ナイトライダー」とか、「エアウルフ」世代なんで、デヴィッド・ハッセルホフネタが懐かしかった。まさか、このエゴはデビッド・ハッセルホフが演じてるん?って思ったけどカート・ラッセルでした・・・😓でも、デヴィッド・ハッセルホフも一瞬カメオ出演してましたね!
と絶賛しつつ、1作目より評価が低いのは、父との思い出があまりないからかも。感情移入するというよりも、ちょっと羨ましかったですね。
◇
ということでこのままVOLUME3!、と思っていたのですが、2と3の間のストーリーを見ておいたほうがいいとのアドバイスをいただき、マーベル初心者の私にとっては、結構めんどくさいのね😓、っていう心境です。
デッドプールVSウルヴァリンのときも思いましたが、ユニバース化すると、初心者にとってはとっつき悪くなってしまいますね。。