オープニングのチビ、ベビー・グルートの可愛らしさにDVDを3度巻き戻し（早戻し）した。
前作以上にストーリーが簡潔にブラッシュアップされてよりチーム感がアップした「ガーディアンズ」たち。
各メンバーたちの親の立場、子の立場の二重構造の連鎖で、父性からの解放と、擬似家族の物語を紡いでいる。
会話劇としての秀逸さ、音楽使い。
サブカルネタの応酬で、つまりジェームズ・ガン監督は真の意味でクエンティン・タランティーノの正統的継承者だと思う。
それくらいサンプリング、あるいはDJ能力の高さとセンスの良さに心が踊り狂う。
「アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー」に連携していく流れも、とてつもない父性の塊であるサノスへと連なって行く流れもよくできている、と強く感じた。
そして、何より単体作品としても充分仕上がっていることにカタルシスを感じた。
