はま

オデッセイのはまのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
4.0
☆ショーン・ビーン
☆マット・デイモン
《やっぱりジャガイモは最高》
宇宙で1人絶望の状況…そんな作品は多々あれど、ここまでポジティブに火星で生き抜く男を描いた作品はあっただろうか。普通なら観客が主役を応援するのに、この作品は何故だかこちらが元気をもらえる。定番の感動にたくさんの楽しさを含んだ今作、元気を貰いたい人に是非。

【ミッション中の事故で1人火星に取り残されたマーク。通信手段もない中、彼は救出隊が来ることを信じて自給自足のサバイバル生活を始める。】
この作品て、ハズレの要素が少ないと思います。宇宙空間のミッションでのハラハラ感、帰還までの人間同士の繋がりの感動、知識をフル活用したサバイバル生活のワクワク(?)感… それぞれ面白い要素に、感動の超大作にもできそうな展開… でもそんな風にしなかった今作が大好きです。
とにかくマークが素敵。知識の豊富な宇宙飛行士だけど、普遍的な感覚(怒った時の汚い言葉や行動、ノリの良さ)を持ってて、しかもそれを常に保っていてくれるからダークな雰囲気にならない。火星パートは楽しかったなぁ。彼みたいな人がいると日常生活も最高に楽しいと思います(笑)

ショーン・ビーンが最大の目当てだったので例の会議の時はニヤニヤ。でも長官、それは映画ってより原作小説ネタなんだね。あとは大作に出過ぎなマイケル・ペーニャとシビル・ウォー楽しみなセバスチャン・スタン。他キャストも有名どころばかりで火星パート以外ももちろん目が離せませんでした。
音楽とジャガイモと、明るく生きることの大切さを学んだ一本(^∇^*)
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