俺には、どうにも響かず感動には至りませんでした。
余命わずかの主人公が、死を意識して、初めて自分の人生について考えるという様な内容。
映画という時点で、既に現実とは壁がありますよね?
観客がフィクションと分かっている映画の中で、更に、もしこうだったらと想像してみた。と、フィクションをもう一枚かぶせているんですよ。
創造物の中で想像として描かれている内容がいくら感動的だったとしても、それが観客の胸を打つ訳ないと思うのですが…。
ただ、映画の中では現実として描かれていた母親からの手紙は響きましたし、海辺で主人公が母親に語りかけた内容は、自分が思っていることと重なり感情を揺さぶられました。
※劇中で取り上げていた映画のラインナップが、趣味全開でそこには好感を覚えましたよ!