あゆころ

ベルファスト71のあゆころのレビュー・感想・評価

ベルファスト71(2014年製作の映画)
3.5
北アイルランド紛争のさなかの1971年、イギリス軍新兵のゲイリーはプロテスタント対カトリックが激しくぶつかるベルファストに派遣される。
突然暴動になり、たった一人取り残されたゲイリー。
本人は何の政治思想も戦う理由もないままに巻き込まれ、誰が味方で誰が敵かもわからない状態で、悪夢のような夜を逃げ惑う。

北アイルランド問題に明るくないのでちょっと背景難しかったが、IRAの中にも過激派と穏健派がいたり、双方にスパイがいたりで、「まじで敵、誰なの」とゲイリーの泣きたくなる気持ちがわかる。
ほぼセリフがない中で、困惑と恐怖と痛みに耐えて逃げ続ける兵士を演じたジャック・オコンネルがとてもよかった。
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