おーもり

ハイ・ライズのおーもりのレビュー・感想・評価

ハイ・ライズ(2015年製作の映画)
3.4
こんな混沌じゃないか系映画... マジで感想に困る。
北斗の拳で例えるなら、
1990年初頭から物語が開始し、あれよあれよという間に核戦争勃発。
『199X年、世界は核の炎に包まれた!
海(水道)は枯れ、地(床)は裂け、あらゆる生命体は絶滅したかに見えた。
しかしトムヒは死滅していなかった!』
ってな、気がついたら世紀末突入してる映画。
初回は訳が分からず、2回目も吹き替え+日本語字幕でみて何とか追えたというか、終えたというか....

国家の縮図的なものを一つのマンション内のヒエラルキーで表してるのだろうけど高尚過ぎて私には難しいっす。
上層が贅沢してる間、下層の人間はインフラ止まり苦しむ。
そのうち上層も資源が立ち行かなくなっていくものの、贅沢暮らしは忘れられず身一つで楽しめる乱交に勤しむしか無い。最後には全てが崩壊し、狂気に適合した人間しか残らない。
全てはトムヒの妄想なのでは無いか とさえ思える狂気に満ちてる。
秩序崩壊後、ジムで無心にトレーニングしてるトムヒ。その後一瞬持ち直したかと思いきや、ラストは率先して狂気に身を投じてる。

いやー ロブスター見たときもそうだったけど、それ以上に頭がほんわかぱっぱして脳処理追い付かない映画久々っす。