MikiMickle

デッドプールのMikiMickleのレビュー・感想・評価

デッドプール(2016年製作の映画)
3.6
タクシーで高速道路まで行く、全身真っ赤な男、デッドプール。
彼は今から、憎き男に復讐を果たそうとするスーパーヒーローではない。スーパーだけど、ヒーローではない…

時は遡る事、2年前。
ウェイド・ウィルソンは、元傭兵だったが、除隊後は、悪いやつを勝手にこらしめてお金を巻き上げていた。
娼婦のヴァネッサと恋に落ち、愛を育むふたり(ヒーローものだけど、エロあり)。幸せな生活が待っているはずだったが、末期ガンの宣告を受けてしまう…
とある組織に、ガンを治せると言われ、藁をもすがる思いでついていくと、そこで待っていたのは、ミュータント化するための細胞移植と拷問だった… ミュータントになり、ガンは死滅したものの、全身が酷い火傷のようになってしまい…

復讐を果たそうとしている戦闘などの現在と、2年前の幸せや悲しい事実や拷問のシーンが思い出として行き来するつくりになってます。

デップー、超テキトー男‼ タクシーも無賃乗車‼ X‐menの誘いもめんどくさいから断る、お絵描き大好き、減らず口の俺ちゃん。

まず、オープニングの戦闘シーンがめちゃくちゃかっこいい‼
Juice Newtonの「angle of the morning」の綺麗な曲が流れるなか、カークラッシュと戦闘の静止画を360度ゆっくりと見せる‼‼ 曲と打って変わって、激しい画面。
なのに、スタッフ紹介は、「不機嫌なティーンエイジャー」だの「イギリスの悪党」だの「バカな製作者」だの(脚本は誉めてた‼)
その中で宙にうくキティちゃんのリップクリーム。 デッドプールはキティちゃん好きなのです(。かっこよさと面白さが入り乱れてます♪

それはそのあとの戦闘でも。
軽口叩きながら、やっつける‼ まぁ、しゃべるしゃべる。
そして、彼は、自分を映画化されたコミックヒーローだと自覚しているので、第4の壁(舞台や映画の世界と、観客とを隔てる見えないの壁の事)をぶち破って、こっちにがんがん話しかけてきます。 カメラ目線な俺ちゃん。
話すだけじゃなくて、カメラのレンズにまで触ってアングル変えちゃう。

そして、武器が銃と二刀流というだけあって、腕や頭がスッパンスッパン切れまっす♪グロさは全くないけど、切り株好きとしてはそれだけで嬉しくなる♪

色々な映画のオマージュとか小ネタもたくさん‼サミュエル兄貴や『127時間』とか。『96時間』については、リーアム兄さんをちゃかすし、しまいにはデップー役のライアン・レイノルズがヒーロー役をつとめてコケた『グリーンランタン』も自らちゃかす(笑)

そしてむしろ、ラブストーリーだった‼俺ちゃん、ピュアだなぁ……なんか、かわいいの♪愛のために、頑張る‼
MikiMickle

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