ひもさん

セッションのひもさんのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.0
ハゲ怖いハゲ怖いハゲ怖いハゲ怖いハゲ怖い

ドラムかっこよかった
あれを観たら「ヘタクソはロックをやれ」と言われても仕方ないけど、そういうとこだぞ、とも思った

獅子は我が子を千尋の谷に落とす的な
The昭和な感じの教育的指導の功罪
難しいよね、というか結果論だよね

99人潰してでも1人の天才を生み出したい
しかもそれを自分の手で、という欲望
それはエゴだよ、とも思うけど
天才になりたいと思う側もそれを望んでいると思うと悩ましい

音楽の歴史、という意味では、1人の天才が生まれるなら999人潰してでも許される
というか潰れた人たちは存在しなかったことになるだけ
なんだろうけど
方法論としてそれが最善なのかは考えさせられるし、現代的には最善とされない(ばかりか不適切とされる)
その結果、JAZZが死ぬということなのかもしれんけど

会社がホワイトすぎて辞める、みたいな最近の風潮との対極
自分の身に置き換えてもいろいろ考えさせられるところがあって面白かった
ドラムをやってたときに、あのハゲに出会ってたら、今頃プロドラマーだったかもしれない
けどハゲ怖い

ラストシーンは正直出来過ぎてた
ハゲが正当化される感じがあって、若干モヤった

少年ジャンプ的な正統派(昭和的)少年漫画感
熱い映画だった
ひもさん

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