このレビューはネタバレを含みます
好きな人が観て、とてもよかったようだったので、翌日に一人で観に来た。それこそ18歳かのように。
何に感動して涙が溢れるのか、自分でもよく分からなかった。
ただただ涙が溢れた。
風景の美しさに、登場人物の美しさに、青臭くもありつつも、現実はこんな綺麗じゃないよと思いつつも、心打たれたのかもしれない。
もしくは、自分のことに照らし合わせて、思うところがあったからかもしれない。
どうすればいいんだろう。余計にわからなくなってしまうな、と思った。
なんでそう思ったのかはよくわからない。
要所に出てくる父親が素敵な距離感だった。
人生それ自体が旅のようだなと思ってる。
けど、それでも知らないところに行き、普段しないことをして、そんな中で自分が何者なのかが浮き彫りになる感覚は、旅ならではなんだろう。
自分の歩んできた道を見返す機会にもなるし、自分がどうしたいのかをじっくり考える機会になるかもしれない。
旅したことないけど。
旅したほうがいいのかもしれない。
いや、そんな旅万能説を提唱するつもりは別にないけど。
改めて必死に生きようと思った。
でもたまには旅に出る余裕も持ちたいなって思った。
そうだ、俺は「降りちゃいます?」って言える人間になりたかったなあって思って泣けたんだった。
言えないし、降りないだろうなあ。
そういう余裕が持てる人になりたい。目標。