浪川リオン

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターの浪川リオンのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

公開日から3~4週間後くらいに見ました。

映像のもの凄さについてはもう散々語られてるので当レビューでは省きます。

見る直前にTwitterでチケットの写真を載せるいつものやつをやったら相互フォローから『プロパガンダ映画!』というリプが飛んできてまして、これから見るという状況で何てこと言うねんと思いましたが、実際見終わってみたらマジでそんな感じだったなと思わざるを得なかった。

名前忘れたけどあの生き物は誰がどう見てもクジラにしか見えず、つまりは捕鯨反対の人達の意思の働きかけをそれはそれは強く感じながら物語を追っていく事になるわけですが、あの"クジラ"と青い人達は心で繋がっていると言われてもそれが例えば「魚群の位置を教えてもらえる」とか「"シケ"が来る時期を教えてもらえる」けど「その代わり"クジラ"は青い人達に天敵から見を守ってもらえる」なんかの『ギブアンドテイク』無くして異種族との交流にメリットがあるだろうかとかすんっっごいケチな事考えてしまってました。言い方変えてるだけで、ペットじゃない? それって。

普段の道具作りとか食料の確保とか家を作ったりとか補修したり、みたいな事を差し置いてまでクジラと戯れるって随分呑気な生活してるんだなと思ってしまった。青くない人達(人間)の攻撃を受けてる以上、武術訓練とか他の部族との綿密な連絡とかそういう事も必要なんではないでしょうか。

ヒレの一つをもがれたクジラの子が復讐を果たすシーンは最高に格好良かった。やられた事をやり返したかったわけではないのだろうけど、まさに因果応報というべきシーンだった。

そのクジラは、よく見ずともけっこう攻めたエグいデザインをしてるのだけど映画見てる時は素直に「かわいいなあ」と思わせるのが見事。撮り方、演出って本当に大事だ。
デザインといえば弓や小刀なんかの小道具のデザインがとても好みだった。どことなくモンハン風味。

見終えると死ぬほど疲れたので通しでまた見たいとは思わない。