性体験を通して男女関係の機微を学んでいくリリー。大人へと成長していく心を、両親の姿の捉え方で自然にさりげなく表現していた。二人が裸になり興じる様は瑞々しく魅力。登場する男達が皆それほどに嫌味じゃない処からも脚本/監督の優しい人間観が窺え好感。
E.オルセンの両親役は、R.ドレイファス&デミ・ムーア。二人ともまぁ良いお歳だが実のところ結構な歳の差。R.ドレイファス…ホント歳とったな。
D.ファニングとE.オルセンが二人で脱ぎ脱ぎしながら燥ぐ場面が最高。こういう演出は、脚本/監督が女性(マギー＆ジェイク・ギレンホール姉弟の母＝ナオミ・フォナー)だからこその嫌み無さだと思う。
