タジ

ブリッジ・オブ・スパイのタジのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
4.3
ゴールデンウィーク5本目は、スピルバーグ監督繋がりですが、トム・ハンクスの静かな中に譲らない信念を感じる名演技の光る傑作『ブリッジ・オブ・スパイ』をBlu-ray鑑賞‼️
アメリカ🇺🇸とソ連🇷🇺の冷戦下で起きるソ連のスパイアベルの逮捕によるドノヴァン弁護士の弁護裁判。死刑求刑を退け、アメリカ国民から非難の目を向けられても、同じ人間としての尊厳を守る熱い信念を感じました。また、その後に続くアメリカ人スパイを人質交換として交渉しに、東ドイツに向かう姿が素晴らしいですね😹ベルリンの壁による東西ドイツの分断と政治背景の裏側でのソ連側と東ドイツ側の両国との駆け引きがギリギリの緊張感の中で行われていたことが凄く伝わりました‼️貧困で治安も悪い社会主義体制の東ドイツから抜け出すために、ベルリンの壁を越えようとして射殺された家族や人々は何百人いたのだろうか?雪降る東ドイツの背景が、まさにスピルバーグ監督の描くイメージのように感じました。
この極秘裏に行われた交渉で、無益な戦争を止め、失われずに済んだ生命がどのぐらいあったのか考えると、その功績は計り知れませんね😎🌟
好きなシーンは、ドノヴァンを心配する奥さんの優しさと喧嘩をしながらも家族を守る夫婦の絆の強さ、またラストの奥さんの優しく見つめる姿😆💕がスピルバーグの映画を撮る技術の高さを感じさせてくれますね📹✨

なかなか楽しい映画とは言えませんが、緊張感を感じながら最後はホッコリさせてくれる素敵な映画でした😸
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