正義のためなら手段を選ばない刑事が内部調査部に容疑をかけられながらも警官殺しの真相を追う姿を描いたクライムサスペンス。
キアヌ・リーブスが正義のためなら何でもする孤高の刑事を演じた「トレーニングデイ」などの数多くの骨太クライム映画を作ってきたデヴィッド・エアー監督映画。映像はややチープで展開も見慣れたものが多いけれどキアヌ・リーブスだから最後まで余裕で観れる。それに終盤の畳みかけが面白くてそこはめちゃくちゃよかった。まだ若いクリス・エヴァンスとのバディも見どころ。キアヌ演じる主人公の刑事ラドローが悪には容赦しないスタイルだから口を割らせるために殴りまくったりするところはよかった。もう少し暴力的な見せ場が多くてもいい気がしたけれど苦情係のキアヌが見れたし別にいいか。銃撃戦がしっかりとしててキアヌが冷蔵庫の上から銃を撃つカットはめちゃくちゃカッコよかった。思ってたより普通の映画だったけど面白かった。