にっきい

東海道四谷怪談のにっきいのレビュー・感想・評価

東海道四谷怪談(1959年製作の映画)
1.0
男と女の愛憎のもつれは今も昔もかわらない…。

京都怪奇映画祭ナイト4と言うオールナイトイベント上映の2作品目。
デジタルではなく35ミリフィルムでの上映。
午前3時前にかなり古い作品(1959年製作)。
最後まで眠らずに耐えられるだろうか?(笑)

今作上映前にテレビ映画『白獅子仮面』のなかの1話を16ミリフィルムで上映されました。
プログラムに載っていない、所謂シークレット上映と言うやつです。

出世のために邪魔になった妻を毒殺する話し。
「耳なし芳一」、「番町皿屋敷」と並ぶ日本屈指のメジャー怪談の1つなのだが…、まともに見たことがなかったのか、それとも単に記憶が飛んでいるのか、「こんな話しやったっけ?」って感じでした(笑)
中盤まで延々と主人公の自己中な日常が描かれ、それでも愛るす旦那様を大切に想うお岩さんが映し出されるんですが、やはり今の作品に比べると陰惨さも、残酷さも迫力にかける印象が強かったです。
そして毒殺されてから化けて出てくるお岩さんなのですが、主人公と共犯者を呪うだけではなく、恋敵とその家族も巻き添えに殺してしまいます。
この辺りは怪談として徹底しているので良かったのだけれど、主人公を呪い殺すまでが時間かかり過ぎだと思いました。
古い作品だけど、台詞回しは普通でしたが、BGMはとても舞台的な感じでした。
総じて、物凄く真面目な怪談でした(笑)

真面目な怪談の今作で一気に体力が削られた午前4時40分(笑)
オールナイトイベントも残り1本。
起きてる自信ありません!(笑)
にっきい

にっきい