夏色ジーン

誰のせいでもないの夏色ジーンのレビュー・感想・評価

誰のせいでもない(2015年製作の映画)
3.8
感想川柳「何事も とらわれてたら 進まない」

レンタル店でパッケージ借りでした。φ(..)

作家のトマスは恋人サラとの関係がうまくいかず、執筆もスランプに陥っていた。そんなある日、雪深い道を帰宅途中のトマスの車が、飛び出してきた幼い少年を避けきれずに轢いてしまう。だがそこから12年、トマスとサラ、トマスの新しい恋人アン、そして少年の母ケイト、4人の感情は激しく揺れ続け、運命は大きく変わってゆく…というお話。

「誰のせいでもない」というタイトル通り、そんな雰囲気が漂っています。(・・;)原題は「everything will be fine」なので「全て上手くいくさ」的な意味。どっちかと言われれば僅差で原題の方がいいかな…(^^;最初は誰のせいでもないで問題ないですが、後半は原題の方がしっくりくる。

どちらかが一方的に悪いわけじゃない時は、誰のせいでもないってちょうどいい言葉ですよね。(*_*)この場合トマスがこれでもかって程責められてもおかしくないと思ってましたが、客観的に見れば道路に向かってそり滑りをしてたのもあるし、それを見てなかった親も…ということになるんだなと。( ´_ゝ`)双方が他人のせいだ自分のせいだと掘り下げてもキリがないがないし、過去が変わるわけでもない。そこで「誰のせいでもない」の登場。

そうは言っても割りきれないのが人間でごさいまして(゜_゜;色んな所に影響が及ぶわけでございます。レイチェル・マクアダムスのビンタ強烈だったなぁ((((;゜Д゜)))結構ガチビンタだよね?

自分もトマスのように冷静過ぎるくらい冷静になる方なので、気持ちが何となく分かります(;・∀・)

結論(勝手な考察のようなもの)
どこをどうやっても過去は変えられないんだから、他人のせいにも自分のせいにもし過ぎず、どちらかが一方的に悪くなければお互いに思いやり、周りの人にはその倍くらい気を使うべし。そうすれば全て良い方に向かうはず。いかなくても気にしない。

役者がみんな語りすぎないので、セリフはもちろんですが、「間」からも色々考えてしまいます。(-_-)なかなか興味深い作品でした。