RIO

BUMP OF CHICKEN TOUR “WILLPOLIS 2014” 劇場版のRIOのレビュー・感想・評価

5.0
新アルバムツアー開幕おめでとうございます🎊
今年の夏は、フェスもツアーも含めて5回もBUMPに会える予定があって最高に楽しみ!ということで、Blu-rayにて何度目か数えられない再鑑賞してます。

今作は今や知らない人はいないほどの人気バンド、BUMP OF CHICKEN初のツアードキュメンタリー映画。高校2年生の年末、初めて複数回劇場に足を運んだ作品です。もちろんツアーも参戦していたので、その思い出が鮮やかに蘇り、尚且つメンバーの思いが痛いほど伝わってくる素晴らしいドキュメンタリーでした。
BUMPにとって、スタッフ、楽曲の色、メディア露出等色々なものが目まぐるしく変わっていった当時、ファンとしては個人的に嬉しさと不安が入り混じるような気分でしたが、収録もされている藤くんのMCで、この幼馴染バンドは何も変わってないし変わらないんだなと再確認して号泣した思い出があります。そんな時期の彼らを切り取った監督が、当時までのMVの殆どを撮影したことでも有名な旧知の"バンバン"こと番場秀一監督というのも嬉しい人選。わたしは彼の撮る温かなMVが大好きで、最近はご無沙汰なものの、いつまでも尊敬する監督さんです。進化するアーティストとクリエイターの関係は難しいですが、今では彼らがしたいことをして欲しいと思っているんですけどね。
当時はいろんな思いが綯交ぜになって涙が止まらず喉が詰まり、持ってたポップコーンをほとんど残して、以来劇場で自ら何か食べる習慣がなくなった映画でもあります笑

小5で従兄弟のお兄ちゃんに「orbital period」を借り聴き始め、小6で「真っ赤な空を見ただろうか」に衝撃を受け大ファンになり、CDもDVDも雑誌も必死で掻き集めて。今思えば初めての強烈なファン体験で、いまだに続く数少ない胸を張って大好きだと言えるもの。人間関係に悩んだ中学時代にも、才能に悩んだ高校時代も、進路に悩んで立ち止まった最近でも、いつでも寄り添って助けてくれたのはBUMPの楽曲、藤くんの声と、ヒロのギターと、チャマのベースと、秀ちゃんのドラムで紡がれる音楽でした。大げさじゃなく、彼らがいなければわたしも今生きてなかったかもしれないと思うほど。何をされても、もう嫌いになれないだろうなと思います。もちろんなる気なんてないけれど…。
リアルタイムにファンでいれて、スクリーンで観れて良かったと心から思える一作品。
BUMP OF CHICKENのことを深く知らない方も、仲良し幼馴染メンバーの愛しい人柄と圧巻のパフォーマンスは是非堪能して欲しいところ!
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