満員の劇場で観たのは、TVサイズの娯楽ドラマでした。
小さなギャグも散りばめられていますが、既視感のあるものばかり。ストーリーも昔からよくある話で、脚本も浅い。この手なら「わたしのグランパ」の方が、構成もよく出来ていた。
この映画で何をやりたかったのでしょうか?
めちゃくちゃならカタルシスをもって振り切って欲しかったし、
ジジイのドラマならキャラクターに深みが欲しかった。
組織票の日本アカデミーを批判し、娯楽作に真摯に向き合ったたけしさんのパワーを期待してただけに、シラケてしまった。
うーん、残念でした。
2015.5.6 新宿ピカデリー