シネオ

龍三と七人の子分たちのシネオのレビュー・感想・評価

龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)
1.5
満員の劇場で観たのは、TVサイズの娯楽ドラマでした。
小さなギャグも散りばめられていますが、既視感のあるものばかり。ストーリーも昔からよくある話で、脚本も浅い。この手なら「わたしのグランパ」の方が、構成もよく出来ていた。

この映画で何をやりたかったのでしょうか?
めちゃくちゃならカタルシスをもって振り切って欲しかったし、
ジジイのドラマならキャラクターに深みが欲しかった。

組織票の日本アカデミーを批判し、娯楽作に真摯に向き合ったたけしさんのパワーを期待してただけに、シラケてしまった。

うーん、残念でした。


2015.5.6 新宿ピカデリー
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